ヌン族女性が受け継ぐ藍染めの伝統

ヌン族女性が受け継ぐ藍染めの伝統

(VOVWORLD) - ベトナム北部ハザン省シンマン県は、16の少数民族が共存する地域です。その中でも、人口の44%を占めるヌン族は、独自の文化を、世代を超えて守り続けています。特に注目すべきは、ヌン族の女性たちが大切に受け継いできた藍染めの技術です。この伝統工芸は、彼らの文化的アイデンティティを象徴する重要な要素となっています。
テイ族のユニークな伝統文化 「コム作り祭り」

テイ族のユニークな伝統文化 「コム作り祭り」

(VOVWORLD) - 稲の収穫時期が近づくと、北部トゥエンクアン省に住む少数民族テイ族の人々は、青いもち米で「コム」をつくる祭り(いわゆる「コム作り祭り」の準備に忙しくなります。炉で焼かれるもち米の香り、コムを搗く音、そして人々の賑やかな笑い声が、観光客を魅了する活気に満ちた雰囲気を作り出します。
ソンラ省、フアニャン村に住む少数民族の生活ぶり

ソンラ省、フアニャン村に住む少数民族の生活ぶり

ソンラ省、フアニャン村、フアニャン村はベトナム北部山岳地帯の中でも最貧困地方の一つです。村には17の村落がありますが、そのうち、大多数は少数民族モン族で、貧困率は54%を占めています。フアニャン村への道路は15キロですが道路は凸凹です。
モン族の独特の住居

モン族の独特の住居

モン族は北部山岳地帯のハーザン省をはじめ、ライチャウ、ソンラ、イエンバイ各省に集まっています。居住地によって、モン族の住居は異なりますが、一般的は木材や土で作られます。
モン族の民族衣装

モン族の民族衣装

ベトナム西北部の山岳地帯に住むモン族には白モン、青モン、黒モン、モンホアなど、どのグループも女性の華やかな民族衣装です。
モン族の婚姻

モン族の婚姻

ライフスタイルが現代化されている現在でも北部山岳地帯に住むモン族は婚姻をはじめ、人生の通過儀礼において民族の風俗習慣を保っています。
モン族の文化保存に尽力するチュアさん

モン族の文化保存に尽力するチュアさん

北部山岳地帯ハーザン省、メオバック県に住んでいるモン族の女性タオ・ティ・チュアさんはモン族の宝物とされている日用品や楽器などを収集、保存するために、資金と労力を惜しむことはできません。
モン族同士のつきあい

モン族同士のつきあい

すでにお伝えしましたようにモン族は山奥に集中して暮らし、それぞれの集落には数十棟の住居があります。モン族の人々は民族色の保存とコミュニティの団結を重視することから、一族が一ヶ所に集まり、日常生活において常に助け合っています。
棚田を続けるモン族の農耕

棚田を続けるモン族の農耕

モン族は主に山奥に集中して生活し、厳しい自然条件の中で農業生産を行っていることから様々なかつ独特な耕作を作り出しました。
特別な少数民族モン族

特別な少数民族モン族

ベトナムには54の民族が共存していますが、その内、モン族は最も多い少数民族として知られています。モン族は主に北部山岳地帯や北中部タインホア省、中部ゲーアン省、高原地帯テイグエン地方の海抜1千メートル以上の山に居住しています。
エデ族の銅鑼、そして継承

エデ族の銅鑼、そして継承

中部高原地帯テイグエン地方一帯には季節風が強く吹き、梅や桃の花が満開になると、祭りのシーズンがやって来ます。祭りは年末から年の始めにかけて行われ、銅鑼とシンバルの音色が村中に響き渡ます。
エデ族の人生儀礼

エデ族の人生儀礼

エデ族は輪廻転生の考えを持つことから、人生の通過儀礼は様々です。これらの儀礼は神と祖先に存在と発展を告げるため、行われるものです
エデ族の彫刻

エデ族の彫刻

エデ族の彫刻・造形芸術は題材からレイアウト、素材まで統一性を表しています。また、建築物に取り入れられる模様は生活に馴染みのある太陽や花、葉、動物などです。
エデ族独特の文化財・叙事詩

エデ族独特の文化財・叙事詩

エデ族の叙事詩は農作文明により生み出されたものです。それは韻(いん)を踏んだ長い物語であり、身ぶり手ぶりのアクションを加えて表現されます。
エデ族の錦織り

エデ族の錦織り

中部フーイエン省に住むチャム族やバナ族などと違って、エデ族は今も錦織の伝統色を維持、発展させています。長屋にはバスケットや鳥獣捕獲器具のほか、織機は欠かせないものです。
エデ族の文化保存に向けて

エデ族の文化保存に向けて

中部高原地帯テイグエン地方や沿海地域周辺などに住むエデ族の人々は、似たような生活スタイルと文化を保っています。エデ族の人々は服装や言語などを通じて、伝統文化の保存に取り組んでいます。
エデ族の伝統的な長屋

エデ族の伝統的な長屋

すでにお話ししてきたようにエデ族の母系社会の特徴の一つは長屋にあります。この長屋は一家の何世代にも渡る共同家屋であり、娘が結婚するたびに、家を繋ぎ、建て増しされます。
エデ族の母系社会とは

エデ族の母系社会とは

エデ族の母系制の特徴は、家族や社会関係から建築、楽器にも表われています。この特徴はまた、婚姻の風習にも示されています。
エデ族・現在も引き継がれる文化

エデ族・現在も引き継がれる文化

エデ族は大昔から中部と高原地帯テイグエン地方に居住し、独特な文化を誇っています。エデ族の源は叙事詩や建築物、造形芸術、民間文化などで反映されています。また、現在もエデ族は母系社会を維持しています。
タイ族のシプシ祭り

タイ族のシプシ祭り

シピシ祭りは西北部、中でもソンラ省に住む白タイ族の最大の年中行事です。「シプシ」とはタイ語で14を意味します。
民族文化の保存に取り組むタイ族

民族文化の保存に取り組むタイ族

文化は常に社会と民族の発展、日常生活と密接に結び付いています。また、それぞれの民族文化は民族色を表すものであるとみられます。