VOV=ベトナムの声放送局は、クラシック音楽専門チャンネル「VOV Sonata-FM89」を開設したことは、リスナーがクラシック音楽をより深く、存分に楽しめる環境を整えています。
VOV3の文学・芸術・音楽部に所属するチェロ奏者のグエン・トゥー・トゥー・クックさんは、VOV Sonata-FM89の編集者を務めています。この役割は大きな名誉である一方、課題も多いといいます。クックさんの話です。
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「各時間帯の番組を担当する編集者たちが、どのように連携し、24時間を通して一貫性のある番組を作り上げるか。それが課題です。私たちは短期・長期の計画を立て、内容面で連携しながら、リスナーに最高の番組を届けられるよう取り組んでいます。編集者にとって最も大きな課題は、人間の生理的なリズムに合わせて、音楽を通じた心の栄養をリスナーに届けることです。」
(現場の音)
VOV Sonata-FM89では、一日の時間帯やその時々の気分、感情の変化に合わせて音楽を配置するため、綿密な検討が重ねられています。朝は「太陽の響き」で明るく一日をスタートし、続いて「伝説のメロディー」で著名な作曲家たちの作品を紹介します。昼には「感情のステーション」で休息とリラックスの時間を提供します。そして一日の終わりには、名作ジャズの数々を通して、落ち着いたひとときを演出します。
さらに、「コンサートホール」では、生演奏や収録されたコンサートを放送し、リスナーの多様な鑑賞ニーズに応えています。VOV3文学・芸術・音楽部の副部長、チャン・ニャット・バン氏は、次のように説明しています。
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「番組の内容や構成については、海外の放送局の番組を参考にし、その優れた特徴を取り入れながら、ベトナムの音楽ファンの好みや、ベトナムの声放送局の番組制作方式に合うよう工夫しています。最近では、海外の専門家にも来てもらい、リスナーの音楽鑑賞力を高める方法について意見を交わしました。また、世界の音楽遺産の名作や、ベトナムの器楽曲ならではの魅力を、音楽ファンに届けることにも取り組んでいます。」
(現場の音)
優れた番組内容に加え、最高品質の音をリスナーに届けるためには、技術面も重要な役割を果たします。ベトナムの声放送局の番組制作・保存センターの副所長、フイン・タン・ロン氏は、次のように述べています。
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「私たちは計画を立て、迅速に実施しました。まず、VOV Sonata-FM89の番組制作専用スタジオを新たに設計・設置しました。次に、新しい音声伝送室も整備しました。すべての準備をわずか1か月で進めなければなりませんでした。導入したのは、IP技術を活用した最新の設備です。これにより、VOV Sonata-FM89の番組制作、編集、音声伝送、放送を行っています。」
ベトナムの声放送局のファム・マイン・フン副総裁によりますと、開局してからこの80年以上にわたり、音楽は常にVOVの重要なアイデンティティーの一部となってきました。そのため、VOV Sonata-FM89の開設は、これまでの伝統を受け継ぐと同時に、新しい時代の精神を取り入れる取り組みでもあります。番組制作の専門性を高め、技術をさらに近代化し、協力の可能性を広げ、リスナーへのアプローチにも新たな工夫を取り入れています。
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「このチャンネルの目的は、ベトナムの人々の音楽鑑賞のニーズに応えるとともに、政治局決議第80号の精神に沿って、先進的で民族のアイデンティティーに富んだベトナム文化を築くことです。私たちは約3か月間、国際的な専門家の意見を積極的に取り入れ、番組構成を作成しました。また、海外の専門家を招いて記者や編集者の研修を行い、国内外の音楽著作権に関する情報や音源の確保にも取り組みました。さらに、豊富なクラシック音楽の音源を確保するため、ベトナムの声放送局が欧州放送連合(EBU)に加盟するための方針を申請し、必要な手続きを進めています。」
VOV Sonata-FM89は、世界のクラシック音楽をリスナーに身近なものにするだけではありません。新たな才能を育て、作曲家や演奏家に光を当て、ベトナムの室内楽・交響楽の発展にも貢献することを目指しています。
