チャム族民謡 V6 23/02-01/03 SMDT NEN 1
ラムドン省ホンタイ村ティンミー集落。国道1号線からおよそ300メートル入ったルイ川のほとりに、「チャム族王族文化遺産コレクション・オープン倉庫」という施設があります。ここには、17世紀にチャム族の王国「パンドゥランガ」を統治した王、ポー・クロン・モー・ナイに由来する品々が100点以上、原品のまま展示されています。すべて、王族の子孫が400年以上にわたって守り続けてきたものです。
王族の末裔、ルー・クオック・ティエンさんは、コレクションの見どころを次のように話します。
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「このコレクションは、8つのテーマに分けて展示しています。最も重要なのが第1テーマで、王ポー・クロン・モー・ナイと王妃が儀礼の際に用いた黄金の王冠を展示しています。」
このほか、チャム族の武器、楽器、礼拝用品、織物、陶磁器、古文書、木製品など、多彩な品々が並んでいます。王の衣装や王妃・王女の装束には、チャム族と周辺民族との文化交流の跡も見て取れます。また、ベトナムの歴代皇帝が王ポー・クロン・モー・ナイの功績をたたえて授けた勅封状も残されており、王が民衆の生活向上に大きく貢献したことがわかります。
ホーチミン市にある南部女性博物館の元館長、グエン・ティ・タムさんは展示を見て次のような感想を述べました。
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「家族という身近な空間の中で、長い年月を経てもこのコレクションを守り続けてきました。本当に称賛に値する偉業です。」
チャム族民謡
チャム族王族の家族を訪問した
ラムドン省人民委員会の代表
ラムドン省博物館は2023年から2024年にかけて、王族と協力して現地調査や収蔵品の目録作成を進め、2024年7月にこの「オープン倉庫」を正式にオープンしました。展示スペースにはQRコードの案内板も設置され、観光客が詳しい情報をその場で確認できるようになっています。
ラムドン省博物館の副館長、ルー・タイ・トゥエンさんは、デジタル化計画について次のように述べています。
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「チャム族の王族の同意を得て、ファンティエット大学と共同で、2026年中に代表的な収蔵品20点のデジタル化を進める計画です。」
ラムドン省文化スポーツ観光局の副局長、ヴォー・タイン・フイさんは、保存施設の整備に向けた構想を明かしました。
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ラムドン省文化スポーツ観光局副局長
「将来的には、このコレクションをポー・クロン・モー・ナイ廟に移して展示することを検討しています。安全・防犯対策を備えた展示棟を新設し、保存と価値の発信をより充実させたいと考えています。まずは王族の同意を得ながら、着実に進めてまいります。」
チャム族王族の文化遺産を地域の観光と結びつけるこの取り組みは、チャム族が育んできた伝統文化の保存・継承に貢献するだけでなく、地域住民の暮らしを支える観光振興にもつながっています。
