これはタンソン県にあるゴックドン・エコツーリズム・エリアです。ここでは自然と人々の暮らしが調和し、環境に優しく、心に残る体験ができます。
ハノイ中心部から北西へおよそ100キロメートルのところにあるこのエコツーリズム・エリアは山々に囲まれ、都市の喧騒から完全に離れた静かな空間です。竹林や畑、池の間を縫うように続く小道は、素朴でありのままの農村風景を描き出しています。
(現場の音) 
ゴックドン・エコツーリズム・エリアの敷地面積は10ヘクタール以上に及び、農業体験とリゾートを組み合わせた観光モデルで整備されています。宿泊施設や景観空間、自然体験エリアが一体となっています。
コンクリート化を避け、景観を壊さない方針のもと、地域本来の生態環境がほぼそのまま保たれています。これは、近年のグリーンツーリズムにおいて大きな価値とされています。静かな空間と澄んだ空気、そして自然に寄り添う体験が、多くの外国人観光客を魅了しています。ロンドンから訪れたダニエル・ギャロウェイ・グリーンさんは、次のように話しています。
(テープ)
「今回の旅は本当に素晴らしいものです。私たちはグーグルマップでこのホームステイを見つけました。ここはとても素敵な場所で、レビューを見て、滞在にぴったりだと思いました。とても静かで、美しい景色に囲まれています。」
(現場の音) 
エコツーリズム・エリアで、観光客は宿泊できるだけでなく、地元の人々と共に生活を体験することができます。木造の素朴な家からは、緑の茶畑や果樹園の風景を眺めることができます。このような素朴さこそが、ゴックドンの大きな魅力となっており、高級リゾートでは得られない価値を生み出しています。イギリスからの観光客、ジーナ・メイブリーさんは次のように話しています。
(テープ)
「私たちはここで一日を過ごしました。今日はとても良い天気です。人々はとても親切で、湖での釣りも体験しました。ここでは人と自然がとても近く、心地よく感じます。空気もきれいで、環境にも優しい場所です。」

この観光地で、観光客は川魚の塩焼きや発酵肉、山菜料理など、地元に住む少数民族ムオン族の料理を楽しめられるようになります。ゴックドン・エコツーリズム・エリアの代表、グエン・ヴァン・タイン氏は次のように述べています。
(テープ)
「私は故郷に少しでも貢献したいという思いからエコツーリズムを始めました。観光は持続可能な経済活動だと考えています。このため、ここでは多くの緑を大切にしています。宿泊する外国人観光客は国内客よりも多く、滞在期間も長い傾向があります。外国人のお客様はこの場所をとても気に入っています。」
現代社会において、人々が忙しさに追われる中、ゴックドンは貴重な「静けさの空間」として存在感を高めています。
華やかさや賑やかさはありませんが、ありのままの自然の美しさ、人々の温かさ、そしてゆったりとした時間の流れが、訪れる人々の心を惹きつけています。