7月4日に開かれた2026年の経済成長シナリオに関する政府と各地方の会議では、それぞれの強みを生かし、具体的な行動で成長を支えるよう呼びかけられました。
地方ごとに発展の余地は異なります。
一律のモデルを当てはめるのではなく、それぞれの強みを最大限に引き出すとともに、成長を阻む課題の解決が重要になります。
地域ごとの強みを成長に
タインホア省は、工業、イノベーション、デジタル経済を新たな成長エンジンと位置づけています。年内の稼働に向け、投資総額35兆ドン、約13億3000万ドルを超えるおよそ15の大型プロジェクトを進めるとともに、スタートアップエコシステム支援制度の整備、ハイテクパークの建設、戦略的エネルギープロジェクトの推進を進めています。
新たな成長エンジンとする 写真: doanhnghieptiepthi.vn
タインホア省人民委員会委員長のグエン・ホアイ・アイン氏は、次のように述べました。
(テープ)
「タインホア省は引き続き、このエコシステムを後押しします。スタートアップの成長を後押しする環境を整えるため、イノベーション企業とベンチャー投資ファンドに関する2つの計画をまとめました。ハイテクパークの建設を急ぐとともに、デジタル経済モデルの計画づくりを進めています。また、省内で原油備蓄基地と国家石油製品備蓄基地のプロジェクトを早期に実施します」
ソンラ省は、インフラ整備と投資誘致を成長のテコと位置づけています。年後半の6か月間で50兆ドン、約19億ドルを超える投資を呼び込むとともに、エネルギープロジェクトや地域間を結ぶ交通路の整備を進め、長期的な発展の基盤を築く方針です。
ハティン省では、資源の活用を促すことが最優先です。公共投資と予算外プロジェクトを加速させるとともに、産業振興とエネルギー安全保障を両立させるプロジェクトに重点を置いています。
ハティン省人民委員会委員長のファン・ティエン・ディン氏は、次のように述べました。
(テープ)
「ハティン省は、工業生産プロジェクトの進捗を最大限に早め、今後数年に向けた新たな成長の原動力をつくります。長年停滞しているプロジェクトの問題を解消し、発展のための資源を活用します。第8次電力計画に盛り込まれたエネルギープロジェクトを迅速に実施し、成長、エネルギー安全保障、大型工業プロジェクトの電力需要の確保を両立させます。同時に、ブンアン経済区で、鉄鋼産業と、鉄鋼を原材料とする加工・製造業の発展を力強く進めます。」
ザライ省は、大規模農業と民間投資を今後の成長を支える柱と位置づけ、2026年に10.2%の成長を目指しています。
ザライ省人民委員会委員長のファム・アイン・トゥアン氏は、次のように述べました。
(テープ)
「農業では、省西部に大規模な原料生産地を整備するため、土地利用計画を見直します。投資方針が承認された405件のプロジェクトを重点的に進め、その投資総額は350兆ドンを超えます。これらのプロジェクトを加速し、早期に完成させることができれば、今年と今後にわたる10%成長の実現につながります。公共投資予算の執行を断固として進め、計画額の100%執行を目指します」
各地の力を経済全体の成長へ
各地方の行動計画に共通するのは、投資資源の活用、インフラ整備、ビジネス環境の改善、新たな成長の原動力づくりです。政府は、こうした取り組みが経済全体の成長目標の達成を左右するとみています。
国の経済をけん引するホーチミン市も、主導的な役割を果たす決意を示しています。
ホーチミン市人民委員会委員長のグエン・バン・ドゥオック氏は、次のように述べました。
(テープ)
「10%を超える成長を達成するには、第3四半期に11%から11.8%の成長が必要です。民間投資を最大限に呼び込み、GRDPの拡大につなげるとともに、公共投資計画を100%執行します。PPP=官民連携方式の事業も進め、年末には中央との約束どおり、10%の成長を達成できると見込んでいます」
2桁成長の目標は大きな挑戦である一方、各地方が発想を新たにし、資源を活用し、発展の強みを引き出す契機でもあります。各地が足並みをそろえて行動することは、成長目標の達成に向けた基盤となるだけでなく、改革に前向きで活力に満ちた投資先としてのベトナムの存在感を高めることにもつながります。
