17日午前、ハノイで、国会の第2回会議が開幕しました。レ・ミン・フン首相は、今年の経済・社会の実績と、来年の計画案を報告しました。
首相は、国際情勢が極めて複雑で、予測を超える問題が相次ぐなかでも、今年は、経済・社会の多くの面で成果が出ていると述べました。主要な15の指標のうち、14の指標は、年内に達成するか、上回る見通しです。
まず、高い経済成長です。国内総生産は、7月から9月期が9.95%、1月から9月までが9.01%の伸びで、地域や世界でも高い水準だと説明しました。一方、物価の上昇は、1月から9月の平均で4.52%にとどまり、ガソリンなどの価格も、地域のなかで低い水準に保ちました。株式市場は初めて格上げされ、ムーディーズも、ベトナムの見通しを、「安定的」から「ポジティブ」に引き上げました。年間の輸出入額は、1兆1100億米ドルに達し、初めて1兆ドルを超える見込みです。
重要なインフラの整備も進みました。高速道路が新たに395キロ完成し、南北高速道路の東側の路線は、全線で開通しました。ハノイでは、都市鉄道5路線が一斉に着工しています。
法制度の整備について、フン首相は、次のように述べました。
(テープ)
「政府は、生産や経営を支える画期的な仕組みや政策を盛り込んだ、多くの重要な法律や決議を、国会に提出してきました。特に、減税や免税、課税の基準額の引き上げ、土地の資源の活用、社会住宅や賃貸住宅の整備です。長引く問題、特に、土地やエネルギー、医療のプロジェクトの問題も、徹底的に処理します」
続いて、来年の計画です。首相は、国内総生産の成長率を10%以上とする目標を示しました。経済の安定やインフレの抑制を保ちながら、1人あたりの国内総生産を、6100米ドルにすることもめざします。
目標の実現に向けて、国の歳入を、およそ9.1%増やし、経常的な支出は、徹底的に節約します。行政の規律を強め、幹部や公務員の質を高める必要があるとも強調しました。また、重要なインフラの整備を進め、とりわけロンタイン空港とザービン空港の工事を、急ぐよう求めました。
外交については、フン首相は次のように述べました。
(テープ)
「独立と自主を守り、自国の力を高めながら、多くの国との関係を広げる外交路線を堅持します。国際情勢を注視し、あらゆる場面で、受け身にならず、不意を突かれないよう、先手を打ちます。二国間外交を強め、多国間外交の水準を高めます。2027年に、ベトナムが開催するアジア太平洋経済協力、APECの会議を、しっかり準備し、国の姿を広め、国際社会での地位を高めます。」
フン首相は、今から来年までの課題は、非常に重いと述べました。そのうえで、各レベルや各部門、各地方が、団結し、力を合わせて、より強い決意で、目標を達成するよう求めました。
