オーストラリアのサム・モスティン総督の招きに応じ、ベトナムのトー・ラム書記長・国家主席は、8月9日から12日までオーストラリアを国賓訪問します。
今回の訪問は、ベトナム・オーストラリア包括的戦略的パートナーシップが新たな発展段階に入り、協力の機会と余地が広がる中で行われるもので、歴史的に重要な意義を持ちます。
包括的、実質的、効果的な協力の成果
ベトナムとオーストラリアは1973年2月26日に外交関係を樹立し、2024年3月に包括的戦略的パートナーシップを樹立しました。新たな関係枠組みの下で、両国の政治的信頼と幅広い分野での協力は着実に強まっています。
在オーストラリア・ベトナム大使館のファム・フン・タム大使は、次のように述べました。
(テープ)
「包括的戦略的パートナーシップへの格上げから2年以上が経ち、ベトナムとオーストラリアの協力は、幅と深さの両面で目覚ましい成果を上げています。主要な協力分野で両国の結びつきが強まり、新たな協力分野も広がっています」
経済・貿易・投資では、オーストラリアはベトナムの主要な経済パートナーの一つです。今年上半期の二国間貿易額は81億ドルに達し、前年同期比でおよそ22%増加しました。
科学技術とイノベーションも新たな成長の原動力となっています。昨年6月にはハノイにベトナム・オーストラリア戦略的技術センターが設立され、5G、6G、人工知能、半導体などの研究を進めています。今年7月からは、両国のイノベーション・科学技術協力イニシアチブも始まりました。
新たな段階に向けた重要な一歩
タム大使によりますと、両国は共通する戦略的利益をますます多く持つようになっており、今回の訪問は、政治的信頼をさらに高め、包括的戦略的パートナーシップを深める重要な節目となります。
(テープ)
「党と国家の最高レベルの対外活動であり、ベトナム国家主席による初のオーストラリア国賓訪問として、政治、外交、象徴の面で非常に大きな意義があります。二国間関係の新たな発展段階を切り開く歴史的な節目でもあります」
また、今回の訪問は、第14回党大会で採択された対外路線を具体化し、包括的戦略的パートナーとの関係を、より深く、実質的、効果的、持続可能なものにするための重要な一歩でもあります。
(テープ)
「今回の訪問では、最高レベルの政治的信頼をさらに強化し、包括的戦略的パートナーシップの効果的な実施に新たな弾みをつけます。また、政治、外交、経済、貿易、投資、科学技術、イノベーション、デジタル転換、教育、国防、安全保障、人的交流など、今後の重点協力分野の方向性を示します」
ニューサウスウェールズ大学のカール・セイヤー教授も、2024年から2027年までの行動計画が終盤に入る中、両国は次の協力段階を見据え始めていると指摘しました。
(テープ)
「ベトナムは半導体やハイテク農業、港湾、インフラなどを発展させています。こうした分野は、オーストラリアがベトナムを支援できる分野でもあります」
強固な政治的信頼と経済面での高い相互補完性を基盤に、今回の国賓訪問は、ベトナム・オーストラリア関係をさらに深く、実質的かつ効果的に発展させる新たな原動力になると期待されています。
