今年下半期の社会・経済発展は、ベトナム共産党中央委員会第3回総会で議論された主要議題の一つです。2026年後半は、年間の社会・経済発展目標の達成に向けた総仕上げの時期であると同時に、ベトナムの新たな発展段階に向けた基盤を築くうえで極めて重要な期間でもあります。
成長の勢いを維持し、マクロ経済の安定を確保するとともに、投資家の信頼を一層強固なものとするためには、政治システム全体が一丸となって取り組むことが求められています。
成長の原動力を力強く推進
党中央の方針を受け、各省庁や分野では、目標達成に向けた取り組みを加速させています。
商工省工業局のファム・バン・クアン副局長によりますと、商工分野は、2026年後半の工業生産の成長率を12%から14%とする目標の達成に向け、商工分野の発展戦略の策定を急いでいるということです。この戦略では、市場を成長の牽引役、エネルギーを支える基盤、そして工業を主要な成長エンジンと位置付けています。
クアン副局長は次のように述べました。
(テープ)
「第一に、大規模な投資家を誘致できるよう、十分な規模の用地を確保することです。第二に、プロジェクトの本格稼働前に安定した電力供給を確保します。また、輸出市場の拡大と並行して国内市場の発展も引き続き進めていきます。」
一方、ベトナムの主要輸出産業である水産分野では、今年の輸出額を120億ドルを超えるとする目標達成に向け、VASEP=ベトナム水産物生産・輸出加工協会が、従来の市場に加え、新たな市場の開拓を積極的に進めています。
ベトナム水産物生産・輸出加工協会のレー・ハン副事務局長は次のように述べました。
(テープ)
「中国市場には依然として大きな成長の可能性があります。特にエビでは、中国はベトナム産のブラックタイガーやロブスターの輸入を拡大すると見込まれます。また、ASEAN、日本、韓国など、地理的条件や物流コストの面で優位性のある比較的安定した市場での機会を最大限に活用する必要があります。さらに、高い付加価値の加工製品の割合を高め、生産効率を改善することで、より競争力のある価格の商品を提供していくことが重要です」
地方でも、成長目標の実現に向けた強い決意が示されています。多くの地方政府は地元の強みを生かしながら、成長シナリオを策定し、投資誘致の促進、重点プロジェクトの加速、行政手続きの改革、企業支援を進め、新たな成長の原動力を生み出そうとしています。
実行力が問われる半年間
先ごろ、レ・ミン・フン首相は関係省庁との会議で2026年前半の社会・経済情勢と後半の課題について協議し、最優先課題は引き続きマクロ経済の安定維持、インフレ抑制、経済の主要バランスの確保、市場の信頼強化であると改めて強調しました。
フン首相は次のように述べています。
(テープ)
「上半期で成長目標を達成、あるいは上回った省庁や地方は、さらに高い成果を目指して努力を続けてください。一方、目標に達していないところは、必ず達成するという強い決意を持って取り組む必要があります。特に、ハノイ市とホーチミン市をはじめとする成長を牽引する地域には重要な役割があります。」
成長目標の達成と並行して、経済発展は社会保障の充実、高度人材の育成、デジタル・トランスフォーメーション、グリーン・トランスフォーメーション、そして科学技術の活用と一体的に進める必要があります。
これは持続可能な発展に不可欠であるだけでなく、環境、技術、ガバナンスに関する国際基準が世界的な潮流となる中、ベトナムの競争力を高めるための重要な条件でもあります。
