今回の臨時会議は、現実に生じている課題に対処するだけでなく、法制度が国の発展に常に歩調を合わせられるよう、立法の発想を主体的に刷新する国会の姿勢を示すものです。
国会が今回審議する33の案件は、審議事項の多さを示すだけではありません。目の前の課題を解決するとともに、国の次の発展段階に向けた法的基盤を築くため、制度整備を急ぐ必要があることを示しています。
制度を発展の足かせにしない
第16期国会第1回臨時会議は、国を挙げて2026年以降の2桁成長の実現を目指す中で開かれました。
この目標を実現するには、資源やインフラ、科学技術に加え、党の方針を実効性のある法制度として速やかに具体化することが急務となっています。
このため、投資環境やインフラ整備、行政手続きの改革、組織機構、中央・省・基礎レベルの3層制行政モデルに直接関わる多くの案件が、今回の臨時会議で審議されています。
開会式で、チャン・タイン・マン国会議長は次のように強調しました。
(テープ) 
「今回の会議は、立法活動と、実情が求める国の重要事項の決定を重点任務としています。国会、政府、関係機関が政治的決意と主体性を発揮し、党の方針を直ちに法制化して実施に移すため、果断かつ実質的に行動する姿勢を示すものです。国民と企業の要望に遅滞なく応え、国の発展の機会を逃してはなりません。同時に、国会、政府、各省庁、地方は、政治局の結論第17号と第16期国会任期の立法方針を速やかに実施し、求められる質を確保するとともに、予定どおり進める必要があります」
発展への対応がこれまで以上に急がれる中、国会は、法律を予定どおり制定するだけでなく、実践を通じて条件が整った課題について、法制化までの期間を主体的に短縮しようとしています。法の空白によって発展の機会を逃さないためです。
国会法律・司法委員会のグエン・チュオン・ザン副委員長は、次のように述べました。
(テープ) 
「政府と関係機関が国会に提出した法案や決議案はいずれも緊急性が高く、入念に準備されています。このため、国会は、国民生活や社会管理、国の経済・社会発展の要請に応えるため、この8月に臨時会を開いています」
発展を支える制度づくり
臨時会議の開催は、現実に生じている課題に主体的に対応する国会の姿勢を示しています。
しかし、目指すべきものは、法律を適時に制定することだけではありません。一つ一つの立法判断の質を高めることが、より重要となっています。
チャン・タイン・マン国会議長は、次のように述べました。
(テープ) 
「国会の各機関と議員一人一人に対し、法整備に対する考え方を引き続き大きく改めるよう求めます。制定する政策と法律は実情にしっかり即し、発展に先んじて道を切り開くものでなければなりません。国民と企業を中心に据え、法体系の質と執行効果を立法活動の評価基準とする必要があります。また、実情から生じる緊急の課題に効果的に対処できるよう、法的基盤を整備しなければなりません。政策と法律の策定・公布の過程で、各機関とその責任者、とりわけ起草機関と審査機関が、その役割と責任を最大限に果たす必要があります」
立法の発想の刷新が求められていることは、重点が、可決される法律や決議の数ではなく、制定後の政策の質と執行効果へ移っていることを示しています。
そのためには、それぞれの法案を入念に準備し、その影響を十分に評価するとともに、政策立案の段階から実情に即したものにする必要があります。

今回の第1回臨時会議は、審議・決定される各案件を通じて、立法活動における国会の主体的で革新的な姿勢を改めて示すとともに、法制度が国の発展の要請に常に対応できるようにするものです。