アメリカ政府でアフガニスタン問題を担当するハリルザド特別代表と、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの代表は、今月21日から26日までの6日間、中東のカタールで和平に向けた協議を行いました。
これについて、タリバンの報道官は「アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の撤退などの重要な問題について進展があった」と表明し、アメリカ軍の段階的な削減や最終的な撤退の時期などが話し合われたとみられます。
その一方で、タリバンの報道官は「撤退について合意しないかぎり、そのほかの問題での進展はない」としており、アメリカ政府やアフガニスタン政府が求める停戦を実現させるためには、まだ多くの問題をめぐって意見調整が必要な状況だと示唆しました。
アフガニスタンには現在、およそ1万4000人のアメリカ軍兵士が駐留していますが、トランプ大統領が撤退を急ぐ中、アメリカ政府とタリバンは去年7月から接触を重ねてきました。
ただ、アフガニスタンの治安部隊の育成が進まず、治安の悪化に歯止めがかからないことから、実際にアメリカ軍の撤退が円滑に実現し、停戦につながるかは不透明な情勢です。
