協議で、ベトナム側はアメリカの関係機関に対し、ベトナム軍兵士が犠牲となった地域に関する記録や資料を機密指定の解除と全面的な引き渡しを加速するよう要請しました。また、ベトナム戦没者の遺骨の捜索・収容に役立てるため、アメリカ側に対し、アメリカの退役軍人に働きかけ、戦場に関する情報や資料、記憶などをさらに提供してもらうよう求めました。さらに、ベトナム側はDPAAに対し、遺骨の身元特定に関する技術的な手順の共有を強化するとともに、最新の総合的かつ分野横断的な技術や手法を移転するよう要請しました。
優先分野としては、SNPなど次世代DNA解析による遺伝情報の抽出・解析、ミトコンドリアDNAおよび核DNAの検査方法の最適化などが挙げられました。これに対し、DPAA側は、ベトナムの戦没者の捜索、収容、身元特定を支援することは、道義的な責任であり、重要な優先事項であると強調しました。その上で、アメリカが有する専門的な強みと、ベトナムが必要としている分野を中心に、可能な限り幅広くベトナムを支援していく方針を示しました。
