上院でも、民主党は54議席を獲得し、共和党の42議席を上回っています。これにより、民主党は上下両院で過半数を確保し、連邦議会の主導権を握ることになりました。
今回の中間選挙で予想外の結果となったのは、民主党が上院でも過半数を獲得したことです。
民主党は、サウスカロライナ州やテキサス州、アイオワ州など、数十年にわたって勝利できなかった共和党の地盤でも大きな勝利を収めました。
さらに、1932年以来、民主党の上院議員が選出されていなかったカンザス州でも、民主党が躍進しました。
アイオワ州で上院議員に当選した民主党のジョシュ・トゥレク氏は、次のように述べました。
(テープ)
「民主党の候補者として、アイオワ州西部の選挙区で勝つことはできないと言われていました。しかし、私たちはそれが間違いであることを証明しました。そして、今回の上院選挙でも勝てないと言われていました。しかし、アイオワ州の皆さん、今夜、私たちは再び、不可能だと思われていたことも実現できるのだと証明したのです」
一方、下院での民主党の勝利は、事前に予想されていました。民主党は、あと3議席を獲得するだけで過半数に達する状況だったためです。
今回の勝利によって、民主党のハキーム・ジェフリーズ氏が、アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人の下院議長に就任する可能性が出てきました。
民主党の大勝を受け、ドナルド・トランプ大統領は祝意を表し、選挙結果を受け入れることに「まったく異存はない」と強調しました。
トランプ大統領は、FOXニュースのインタビューで、中東での紛争が共和党候補の票を減らした要因の一つだった可能性を認めました。
また、民主党との協力に期待を示す一方、不合理だと判断した法案には拒否権を行使する用意があると警告しました。
(テープ)
「こうしたことは、皆さんもご存じのように、これまで何度も起きています。大統領には拒否権という、非常に強い権限があります。彼らが理不尽な法案を送ってくれば、私は拒否権を行使します。それが何か月も続けば、彼らは電話をかけてきて、『どうすれば法案を成立させられるのか』と尋ねるでしょう。そうなれば、私たちは協力することになります。私には民主党にも多くの友人がいます」
専門家らは、民主党が連邦議会の上下両院を掌握したことで、トランプ大統領の任期の残り2年間は、政権と議会の対立が強まる局面に入るとの見方を示しています。
