(写真:AP)

(NHK)朝鮮民主主義人民共和国は今月21日、ことしに入って11発目となる弾道ミサイル1発を発射し、国連の安全保障理事会は発射を厳しく非難する報道機関向けの声明を発表するとともに23日午前(日本時間の23日夜遅く)緊急の会合を開きました。

会合のあと日本の別所国連大使は記者団に「最終的には朝鮮民主主義人民共和国との対話が必要だという意見は多く聞かれたが、しっかりと圧力をかけていくことで理解があったと思っている」と述べて、現在ある制裁決議をより確実に履行していくことで一致したことを明らかにしました。

一方、制裁決議の履行で鍵を握る中国の劉国連大使は「既存の決議は確実に履行されるべきだが、それと同時に事態の緊張緩和にも取り組まなければならない」と述べ、新たな制裁決議を目指すことについては依然、慎重な姿勢を崩さず会合で意見はまとまりませんでした。

会合に出席した制裁の実施状況を監視する委員会のカルディ議長は、「これから数週間、制裁をより効果的に完全に実施するため取り組む」と述べ、安保理では今後の対応をめぐるアメリカと中国を軸にした話し合いの行方とともに現在ある制裁の効果をいかに最大化できるかが焦点になります。