この決議案は、アルジェリア、スロベニア、スイス、日本、韓国などが共同提出しました。理事会の15か国中、アメリカを除く14か国が賛成しました。即時停戦を含むこの決議が採択されるのは初めてのことであり、議場からは拍手が湧きました。
この決議は、即時停戦を「長期間、持続可能な停戦」につなげるよう求め、イスラム組織ハマスを含む武装勢力に対し、人質解放を要求しています。ただし、人質解放を即時停戦の条件としていません。
国連加盟国は、安保理の決議を履行する義務があります。
採決後、国連のアントニオ・グテレス事務総長は「失敗は許されない」とX(旧ツイッター)に投稿し、この決議の履行を求めました。
これまでガザの即時停戦決議案に拒否権を行使してきたアメリカは、今回の棄権について、政策転換を示すものではないと主張しました。ただし、最近数週間、アメリカはイスラエルに対する姿勢を強化しています。
採決直後、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、代表団による訪米を見送ると発表しました。ジョー・バイデン大統領は、イスラエルに対し、ガザ南部のラファにおける地上侵攻作戦に関する協議を呼びかけました。
ネタニヤフ首相はこの決議について、「国際的な圧力があれば、人質を解放せずに停戦を実現するという期待をハマスに与えるものだ」と非難しました。
代表団とは別にワシントンを訪れていたイスラエルのヨアブ・ガラント国防相は、人質が解放されるまで戦闘を継続する考えを示し、「われわれに戦争をやめる理由はない」と強調しました。
一方、ハマスはこの決議を歓迎し、カタールが仲介する人質交換協議への参加を表明しました。(AFP通信)
