〈写真:ロイター)
国内外からおよそ4300人が参列し、第2次安倍政権下で外相を務めた岸田文雄首相、官房長官を務めた菅義偉前首相らが弔辞を読みました。銃撃事件が与党・自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係を明るみにし、国葬への反対が強まり支持率が急落する中、岸田首相は「弔問外交」をアピールしたい考えで、この日はオーストラリアやインドの首相らと立て続けに会談しました。

国葬は午後2時すぎから東京・千代田区の日本武道館で行われました。葬儀委員長の岸田首相は弔辞の中で、安倍氏が官房長官時代から取り組んだ北朝鮮による日本人拉致問題に触れ、被害者が家族のもとに一刻も早く帰れるよう全力を尽くすと遺影に呼びかけました。さらに戦後最長となった在任期間に言及し、「歴史はその長さよりも、達成した事績によりあなたを記憶する」と語りました。

政府が首相経験者の国葬を行うのは、戦後では吉田茂氏以来2例目です。法律に国葬の規定はありませんが、岸田首相は安倍氏の連続在任期間が戦後最長だったことなどから開催を決めました。

海外からはインドのモディ首相やオーストラリアのアルバニージー首相、ハリス米副大統領など、218の国と地域・機関の約700人の要人が出席しました。うち、48人は元職を含め首脳級。中国からは全国政治協商会議の万鋼副主席が、ロシアからはシュビトコイ国際文化協力担当大統領特別代表が参加しました。国内からは約3600人が参列しました。(ロイター)