
安倍晋三首相
(日本経済新聞)安倍晋三首相は14日夜(日本時間15日未明)、訪問先のトルコ・アンタルヤで、9月に就任したオーストラ リアのターンブル首相と初めて会談しました。パリでの同時テロについて、安倍首相は「我々が共有する価値への挑戦だ」と強調しました。ターンブル首相も「自由を信奉す るすべての人への攻撃だ」と応じ、断固非難すべきだとの認識で一致しました。
中国が人工島を造成する南シナ海問題では、中国の積極進出への懸念を共有しました。安倍首相は「東シナ海や南シナ海での中国による一方的な現状変更を国際社会は懸念している」と指摘しました。ターンブル首相も「完全に同意する」と応じました。
安全保障面では、共同訓練や防衛装備品などの分野で日豪、日米豪、日豪印の協力を進めていくことでも一致しました。
豪州が調達を計画し、日本が受注をめざす新型潜水艦を巡っては、安倍首相が「両国の潜水艦協力はアジア太平洋地域の平和と繁栄に貢献するものだ」と強調しました。 豪州側が潜水艦の同国での建造を求めていることでも「日本側では官民で真剣に検討している」と売り込んだ。ターンブル首相は「将来の潜水艦選定のプロセス に日本が参加してくれていることに感謝する」と述べるにとどめました。
安倍首相は日豪関係について「日豪が戦略的に力強い関係であることはアジア太平洋地域にとって重要だ」と述べました。ただ捕鯨問題では、双方が互いの立場を主張するだけで平行線に終わりました。
