北朝鮮により拉致された日本人の夫婦(写真:ロイター)

首相はこれまで「私自身、条件を付けずに金正恩氏と直接向き合う決意だ」と述べていました。この日の会合では「現在の状況が長引けば長引くほど新しい関係を築こうとしても実現は困難だ」と強調しました。「私は大局観に基づき、地域や国際社会の平和と安定、日朝双方のため自ら決断する」と、より踏み込みました。

拉致問題を巡って両国は2014年、北朝鮮による拉致被害者らの再調査開始などを盛り込んだ「ストックホルム合意」を結びました。北朝鮮は特別調査委員会を設置しましたが、16年に核実験とミサイル発射を強行し、再調査も中止しました。日朝間の公式協議が行われない状況が続いています。

(毎日新聞)