会議では、首脳宣言が発出された他、「APECプトラジャヤ・ビジョン2040」を実施するための行動計画が採択されました。この機に、ニュージーランドはタイに2022年のAPEC議長国ポストを引き渡しました。

会議で発言に立ったフック主席は、「新型コロナウイルス感染症は、全世界の社会経済に大きな影響を与えてきたことから、APECのメンバーが、相違点を克服して、自らとコミュニティ全体の利益のために、同じ考え・同じ行動をとる必要がある」と訴えました。

また、フック主席はAPECが実現すべき3つの主要な課題を取り上げました。それらは、先ず、疫病の抑制と食い止めは必須の前提条件です。次は、APECは、ダイナミックかつ創造的で、効果的に連携し、参入するアジア太平洋経済の構築という責任を担うために、地域と世界の経済成長の原動力としての役割を果たさなければなりません。そして、APECは、APECプトラジャヤ・ビジョン2040を現実化させるために、アジア太平洋のグリーンで包摂的な成長モデルの構築に先駆けて、実現する必要があるということです。さらに、フック主席は経済回復がAPECの成長モデルを広範に刷新させるためのチャンスであるとし、次のように語りました (テープ)

「APECに対し、循環経済の導入、インフラの持続的開発、気候変動対応の能力向上、エネルギーや水資源、食糧の安全保障の確保、自然災害の管理などにおいて協力を拡大するよう提案します。APECは、女性と包摂的な成長のためのラ・セレナ・ロードマップを迅速に展開すると共に、中小企業への補助を行う必要があります。ベトナムは、『APECプトラジャヤ・ビジョン2040』を実施するための行動計画を採択することで一致します。」

そして、フック主席は、「ベトナムは、底力を良好に活かしてきた上で、経済回復、持続的かつ包摂的発展における国際協力を強化し、共通試練の解決に貢献する。また、APECのメンバーらと共に、全ての人々と将来の各世代の繁栄のために、平和、オープン、ダイナミック、自強のアジア太平洋のビジョンを実現してゆく」と強調しました。