シンガポール国防省の発表によりますと、6日に開かれた会合で、ASEANと中国の国防相は、双方の軍の協力関係を強化していく方法について議論しました。そのうえで、ことし末にASEAN各国と中国の軍が初めて、合同の海洋演習を行うことで合意しました。
どこの海域でどのような演習を行うのか、具体的な内容は今後、協議される見通しです。
ASEANの一部の国と中国は南シナ海の領有権をめぐる争いを抱え、日本やアメリカも中国の南シナ海への進出の動きに強い警戒感を示しています。
中国としては、演習によってASEANへの軍事的な影響力を強め、日本やアメリカをけん制する狙いもあると見られます。
一方、ASEANの側が中国と合意した理由について、東南アジア地域の外交に詳しい専門家は「ASEANの中には中国からばく大な投資を受けている国々もある。中国の機嫌を損ねて対立するような事態は避けたいと考えているのではないか」と分析しています。
