会議に先立ち、議長国を務めるタイのプラユット首相は、「ASEANと世界が多くの課題に直面する中、どのように安定して繁栄した地域を作っていけるか考えていかなければならない」と述べ、会議の意義を強調しました。

NHKがこれまでに入手した会議の共同声明案では、ベトナム東部海域の軍事拠点化を進める中国を念頭に、「深刻な懸念」や「非軍事化の重要性」などという表現が盛り込まれています。

ベトナム東部海域をめぐっては、中国が先月、領有権争いがある海域に向けて初めて対艦弾道ミサイルの発射実験を行ったことが、アメリカ軍の分析によって明らかになるなど緊迫した状況が続いています。

カンボジアなど中国との関係を深める加盟国もある中で、ASEANとして中国に対しどこまで強い姿勢を示せるかが焦点となります。

また会議では、朝鮮半島の情勢についても意見が交わされることになっています。

韓国軍によりますと、朝鮮民主主義人民共和国は今月25日に続き、31日朝も短距離弾道ミサイル2発を発射しており、ASEANとしても朝鮮半島の平和に向けて関係各国に対して対話を促すものとみられます。