北米が広範囲にわたる記録的な寒波に見舞われています。クリスマスイブの24日、停電が広がり、旅客便の運航停止が相次ぎました。国立気象局は「生命を脅かす」気温の低さだとしています。

テキサス州からニューヨーク市に至る電力会社は暖房需要急増に伴い、停電を避けるため電力使用をできるだけ控えるよう顧客に要請しました。

フライトアウェアによれば、数千便の航空機が24、25両日、遅延・欠航していました。陸路での移動も難しく、多くの人々がクリスマス休暇の旅行を取りやめています。

ニューヨーク州のホークル知事は被害の大きい州西部のエリー郡に州兵を派遣しました。同知事は24日の記者会見で、バッファロー・ナイアガラ国際空港は少なくとも26日午前まで閉鎖されると説明しました。ニューヨーク市クイーンズ区ロッカウェイズの浸水地域を視察し、連邦政府に被災地域の宣言を要請したことを明らかにしました。

国立気象局によると、気温は米中部および東部の大半で平年よりカ氏20-30度(セ氏11-17度)低く、降雪も中西部の一部で記録的です。

寒波は広範な停電も引き起こしています。パワーアウテージ・ドットUSによれば、テキサス州からニューイングランド州に至る約160万世帯・社が24日の早い時間帯に停電していましたが、同日午後に入り約85万世帯・社に減りました。ノースカロライナ、メイン両州が停電の3分の2近くを占めました。

ニューヨークなどに電力を供給しているコンソリデーテッド・エジソンは24日夜、顧客にエネルギー節約を求めました。送電ネットワーク運営で米最大手のPJMインターコネクションも顧客6500万人余りに電力利用を抑えるよう促し、同社のオペレーション担当上級副社長マイク・ブライソン氏はツイッターへの投稿動画で、「計画停電の可能性がリアル」だと警告しました。

(ブルームバーグ)