中国首相のフィリピン訪問は10年ぶり。ダム建設や灌漑(かんがい)整備の支援などでも合意しました。会談でドゥテルテ氏は中国の支援に謝意を示し「良き友人だと示してくれた」と発言しました。李氏は「改善している両国関係を強化し、失った時間を埋め合わせたい」と応じました。
フィリピンのアキノ前大統領は南シナ海での領有権を巡って中国と対立しました。ドゥテルテ氏は中国から経済支援を得る実利外交を推進しました。引き換えに、島や岩礁などを埋め立てて軍事拠点を築いている中国の動きを事実上黙認しています。こうした外交政策には国内に批判も根強いです。
会談後の記者会見で李氏は「両国関係が前進していることを国内外に示すため、今後5~10年にわたる共同事業に取り組むことを提案したい」と述べました。同氏は14日まで首都マニラで開かれたASEAN=東南アジア諸国連合関連首脳会議に合わせて公式に訪問しました。
