4月2日、韓国ソウルの駅で、朝鮮の弾道ミサイル発射のニュースを見る市民=Yonhap/TTXVN |
3日付けの朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、極超音速で滑空する弾頭を装着した新型の固体燃料式の中距離弾道ミサイル「火星16型」の初めての発射実験を2日、首都ピョンヤン郊外で行い、成功したと伝えました。
実験では、分離された弾頭が予定どおりの変則軌道で飛行し、1000キロ先の日本海に正確に着弾したとしています。
キム総書記は「さまざまな射程のミサイルの固体燃料化と弾頭の制御化、核兵器化が完全無欠に実現した。敵の対象物を迅速かつ正確、強力に攻撃するという3大原則を貫徹することになった」と成果を強調しました。
朝鮮が開発を急いでいる極超音速ミサイルは、分離された弾頭が音速の5倍以上で低空を変則軌道で滑空するため、探知や迎撃が難しいとされています。
朝鮮としては、アメリカ軍の戦略拠点であるグアムなどを射程に収める中距離弾道ミサイルでも、従来の液体燃料式より迅速に発射できる固体燃料式への置き換えが進んでいると誇示することで、日米韓3か国を強くけん制するねらいもあるとみられます。
これに先立って韓国軍は2日、朝鮮がピョンヤン付近から日本海に向けて中距離級の弾道ミサイルと推定される1発を発射し600キロ余り飛行したと明らかにしていて、朝鮮の発表はこのミサイルを指すとみられます。(NHK)

