8月14日に軍隊の視察を行ったキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長 (写真:Yonhap/TTXVN)

26日付けの朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によりますと、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、父親のキム・ジョンイル(金正日)総書記が軍事優先の政治を始めたとされる記念日の「先軍節」にあたる25日、朝鮮人民軍の特殊部隊による訓練を視察したということです。

訓練は、韓国との海上の境界線の近くに位置し、7年前に砲撃したヨンピョン(延坪)島などの占領を想定して行われ、掲載された写真では、ヘルメットに暗視ゴーグルを装着した迷彩服姿の兵士たちが、ゴムボートで次々と上陸したり、パラシュートで降下したりする姿や、目標に見立てた島を砲撃する様子などが確認できます。

キム委員長は訓練のあと、「実戦訓練をさらに行って戦闘力を高め、攻撃命令が下されれば、敵の本拠地を撃滅しなければならない。ソウルを一気に占領し、南を平定する考えを持つべきだ」と述べたとしています。

アメリカ太平洋軍は、朝鮮民主主義人民共和国が26日朝、短距離弾道ミサイル3発を発射したものの、いずれも失敗したと発表しており、朝鮮民主主義人民共和国としては、ミサイルの発射と合わせて軍事訓練の実施を伝えることで、今週から合同軍事演習を行っている米韓両国に対抗する狙いがあると見られます。