(写真:EPA)

朝鮮民主主義人民共和国の軍は23日夜、「敵がささいな動きでも見せた場合、先制的な作戦遂行に入る」とした「最高司令部重大声明」を発表し、来月から始まるアメリカと韓国の合同軍事演習を前に、米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。

朝鮮民主主義人民共和国の軍は23日夜、国営の朝鮮中央テレビなどの国営メディアを通じて、「最高司令部重大声明」と題した声明を発表しました。

声明では来月7日から始まるアメリカと韓国の合同軍事演習について言及し、「投入される敵どもの武力と装備がささいな動きでも見せた場合、それを事前に制圧するために先制的な作戦遂行に入るだろう」としています。

そして韓国に対して「1次打撃対象は大統領府だ」としたほか、「2次打撃対象はアジア太平洋地域のアメリカ軍基地とアメリカ本土だ」と威嚇しました。朝鮮民主主義人民共和国の軍が「最高司令部重大声明」を発表したのはこれが初めてです。

核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行した朝鮮民主主義人民共和国に対する国際的な圧力が強まるなか、朝鮮民主主義人民共和国としては、アメリカと韓国が定例の合同軍事演習を過去最大規模で行うのを前に、米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。