写真:AFP/TTXVN



(NHK) ソビエト時代にチェルノブイリ原子力発電所で、史上最悪の原発事故が起きてからちょうど30年となる26日、原発の近くでは、原子炉で爆発のあった時刻に合わせて、当時消火活動に当たった消防隊員や原発職員などの犠牲者を追悼する行事が行われました。

チェルノブイリ原発では、30年前に運転中の原子炉で爆発が起きて大量の放射性物質が外部に放出され、消火活動に当たった消防隊員や原発職員などおよそ30人が死亡したほか、事故処理を行った作業員や周辺住民の間でもがんや白血病で亡くなったり、健康被害を訴えたりする人が増え続けていると報告されています。
原発の近くにある、事故処理に当たった作業員らをたたえる記念碑の前では、26日、爆発があった午前1時23分に合わせて、消防車のサイレンが鳴らされ、原発の関係者や軍の兵士などが花輪をささげました。
兵士の1人は「事故の拡大を食い止めようとした人たちのおかげで、いまの生活がある」と話していました。また、地元のキリスト教の教会でも、原発の職員らが、事故の影響で死亡した人たちに祈りをささげました。
現地時間の26日昼には、ウクライナのポロシェンコ大統領が、チェルノブイリ原発を訪れて追悼式典に出席するほか、廃炉に向けた取り組みを視察する予定です。