岸田首相との会見で両首相はアジアの平和、繁栄のためのベトナム・日本の広範な戦略的パートナーシップの新たな段階への押し上げを目指す具体的な措置で一致しました。具体的にはベトナム・日本の外交関係樹立50周年である2023年に行われるハイレベルの会合や相互訪問を通じて政治的信頼を強化すること、戦争後遺症の克服、国防・安全保障、人材育成、国防技術移転、サイバーセキュリティなどの分野での協力を促進すること、日本はベトナムの工業化近代化事業や独立、自主経済の構築を支援すること、および貿易・投資の協力を通じての経済連携を強化するとしています。

また、両首相はASEANやAPEC=アジア太平洋経済協力会議、国連などの地域と国際の場でスタンスを共有すると確認し、国際法に従って、平和的措置で紛争を解決し、海上・上空の自由航行を確保する重要性を強調しました。会談を前にチン首相と岸田首相は610億円相当のODAプロジェクト3件の調印式に立ち会いました。

Dương Giang/TTXVN撮影

一方、ブラジルのダシルバ大統領との会見でチン首相はブラジルとの包括的なパートナーシップを重視していると強調し、ブラジルに対し、ベトナムとMERCOSUR=南米内部共同市場との自由貿易協定の交渉の早期開催を働きかけること、国連をはじめとする国際の場における協調と相互支持を維持するよう要請しました。

一方、ダシルバ大統領は社会経済回復・開発におけるベトナムの成果を祝うとともに、貿易、農業、草の根外交などの分野で実質的な協力を促進していくよう提案しました。

同日午後、チン首相は広島県選出の国会議員と会合を行いました。席上、チン首相は議員たちに対し、両国国会と政府の関係の強化や議員間の交流の促進に貢献するよう要請しました。