(写真:Getty Images) |
ピニェラ大統領の任期満了に伴う南米チリの大統領選挙には7人が立候補し、21日、投票が行われました。
チリの選挙管理委員会によりますと、開票率95%時点での得票率は、右派政党の党首で元下院議員のホセアントニオ・カスト氏(55)が27%、左派の下院議員で学生運動の元リーダーのガブリエル・ボリッチ氏(35)が25%などとなっています。
当選に必要な過半数の票を獲得した候補者はおらず、来月19日、この2人による決選投票が行われることになりました。
今回の選挙では、格差の是正や移民の受け入れへの対応が争点となり、移民の受け入れの厳格化や治安対策の強化を掲げる右派のカスト氏と、富裕層などへの増税や社会保障の充実を訴える左派のボリッチ氏が支持を広げる一方、中道寄りの穏健派は伸び悩む展開になりました。
また、日本やチリを含む11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐって、ボリッチ氏は「市民生活に与える影響が十分、議論されていない」などと批准に慎重な姿勢を示していて、TPPへの対応も焦点の一つに浮上しています。(NHK)

