チリ政府は地下鉄の運賃の引き上げをきっかけにしたデモや暴動などによる混乱を受けて首都サンティアゴで▽今月予定されていたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議と、▽来月2日から13日にかけて予定されていたCOP25の開催を、いずれも断念すると発表しました。

COP25についてはスペイン政府がチリに替わって開催することを提案し、会議の事務局が検討を行っていましたが、1日、提案どおり同じ日程でスペインのマドリードでの開催が決まったと発表しました。

ただ、スペインでは今月10日に議会選挙が予定され、北東部のカタルーニャ州ではスペインからの独立運動の指導者たちに実刑判決が言い渡されたことへの抗議活動が続いていて、およそ1か月で数万人規模の国際会議を開催できるか懸念もあります。

またCOP25には、温暖化対策を訴えるスウェーデンの16歳の活動家グレタ・トゥーンベリさんが参加を表明していますが、飛行機に乗らない主義のためことし8月にヨットで大西洋を横断してアメリカに到着していただけに、急きょスペイン開催となったことで会議に参加できるか注目されています。