COP28の議長を務める同国のジャベル産業・先端技術相は約200カ国が参加する閣僚級の特別会合を開きました。石油と天然ガスの将来に関する協議で行き詰まりを打開するのが狙いです。

昨年エジプトで開催されたCOP27で各国が合意に至らなかったこの問題は、今回の2週間にわたる協議の中心です。ジャベル氏は10日、記者団に対し、12日に閉幕するCOP28で時宜を得た野心的な成果をもたらすため、「ギアチェンジする時が来た」と語りました。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は今週、化石燃料の段階的廃止を求める合意文書に同意しないと述べました。合意文書は全会一致が求められます。一方、石油輸出国機構(OPEC)事務局長は書簡で、化石燃料を対象とするいかなる合意も拒否するよう加盟国に求めました。

だが温室効果ガスの世界の二大排出国である中国と米国は、COP28の成功につながる化石燃料に関する文言を見いだすため、集中協議を進めています。また、欧州連合(EU)や他の国々も、世界の気温上昇を1.5度に抑える上で鍵を握る化石燃料の段階的廃止を示す文言を求めています。

行き詰まり打開に向けジャベル氏は10日、「マジュリス」(アラブ諸国の会合)を開きました。同会合では全閣僚が一堂に会し、それぞれの立場を率直に説明し、見解の相違を議論することが促されました。(bloomberg.co.jp)