アブダビ国営石油会社のジャベル最高経営責任者=AP/Kamran Jebreili |
UAE=アラブ首長国連邦の政府は12日、今年11月に同国の商都ドバイで開く国連の気候変動会議(COP28)の議長として、アブダビ国営石油会社のジャベル最高経営責任者(CEO)を充てると決めました。国営通信が伝えました。
UAE最大の石油会社トップの議長就任に環境NGOは猛反発しています。
国営通信によりますと、産業先端技術相でもあるジャベル氏は、同国の気候変動特使を長年務め、過去10回以上のCOPに参加した経験があります。ジャベル氏は「実用的で現実的、解決志向のアプローチで、気候と、低炭素の経済成長に進化をもたらす」「気候変動対策は莫大(ばくだい)な経済機会になる」などと抱負を語りました。
環境NGOの気候行動ネットワーク(CAN)はツイッターで「気候危機の原因となっている産業のトップが、気候危機を話し合う会議の議長を務めることは利益相反にあたり、できないことだ。産油国の国営石油会社とその仲間の化石燃料ロビイストに国連の気候会議が乗っ取られることに等しい」と批判しました。(朝日新聞)

