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第4次政権の発足を目指すドイツのメルケル首相は11月30日夜(日本時間12月1日未明)、シュタインマイヤー独大統領の仲介で、国政第2党・社会民主党のシュルツ党首と会談し、大連立政権継続に向けた連立交渉を要請しました。会談後に幹部と対応を協議したシュルツ氏は1日、記者会見で「あらゆる選択肢を排除しない」として方針を示さず、週明けに党幹部と再協議する考えを示しました。
ベルリンの大統領府で行われた30日の会談の詳細は公表されていません。独紙ビルト(電子版)は1日、「社民党が大連立に向け協議入りする」と伝えましたが、シュルツ氏は記者会見で「CDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)による誤報だ」と不快感を表明しました。メルケル氏に電話で「容認できないことだ」と抗議したことを明らかにしました。その上で、大連立だけでなく少数内閣への閣外協力なども検討する考えを示しました。
シュルツ氏は9月の連邦議会(下院)総選挙後、かたくなに連立拒否の姿勢を示してきました。だが先月、CDU・CSUと自由民主党、緑の党との3会派連立交渉が決裂したことで、社民党に政権協議に応じるよう求める世論が高まり、党出身のシュタインマイヤー氏の説得に応じる形で、メルケル氏との会談に臨んでいました。
世論調査では約6割が大連立交渉を支持し、党の支持基盤の労働組合も安定政権樹立を求める一方、党内には拒否感が強いです。シュルツ氏は7~9日の党大会で再選が予想されていますが、閣外協力を主張する党青年団は党大会に「大連立を排除する動議」を提案することも示唆し、執行部に圧力をかけます。CDUは社民党大会後に幹部が集まり対応を協議しますが、政治空白が長期化することは確実です。(毎日)

