今回地球に接近したのは「2012TC4」と呼ばれるもの。衝突の可能性はありませんでしたが、月と一部人工衛星の周回軌道の内側を通過したことから訓練の絶好の機会となりました。
ESAのブログには「われわれは、これを地球に影響するリスクの高い”重大な”物体と仮定し、通信チャンネルの試験運用を行い、望遠鏡とレーダーシステムを駆使して観察を行った」と述べました。
訓練では、プエルトリコのレーダーシステムがハリケーン「マリア」による被害で作動しなかったため、米国のシステムを使用したといいます。
レーダーに映った小惑星は、幅10─12メートルで、2013年にロシアのチェリャビンスク州上空で爆発した隕石とほぼ同じ大きさです。13年の爆発では、跳んできたガラスの破片やがれきに当たって1000人以上が負傷しました。
今回の結果に基づき、ESAは次回「2012TC4」が地球に接近する2079年の通過距離予想を更新するといいます。
