(写真:AP) |
28日発表した動画メッセージでグテーレス氏は「ことしは試練、悲劇、涙の年になっている」として、新型コロナウイルスの感染で多くの人命が失われたのをはじめ、格差の拡大、食料不足、それに大量の失業がもたらされたと指摘しました。
そのうえで「猛威を振るうウイルスから回復し、破壊された経済と社会を立て直し、分断を和らげ、地球を癒やす年にしよう」と述べて、地球規模の課題に結束して取り組むよう国際社会に呼びかけました。
具体的には、新型コロナウイルスの感染拡大の防止やワクチンの分配で国際協調を進めていくことや、すべての国が2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにする方針を打ち出すことを挙げています。
国連は2030年までに、貧困の撲滅、教育や医療の普及、それに気候変動対策などを実現するSDGs=持続可能な開発目標を定めていますが、新型コロナウイルスの感染拡大で貧困に陥ったり、教育を受けられなくなったりする人が発展途上国を中心に急増するなど、その達成が一層危ぶまれています。
このためグテーレス事務総長は、新型コロナウイルス対策と気候変動対策で各国のさらなる取り組みを促すことで、SDGsの達成に向けて弾みをつけたい考えです。

