(写真:共同)

11年前の3月11日、東北沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、県内では高さ10メートルを超える大津波が押し寄せました。

警察によりますと、9544人が死亡し、1213人の行方が今も分かっていません。
また、県によりますと、避難生活による体調の悪化などで亡くなる、いわゆる「震災関連死」に認定された人は10日現在で929人となっていて、関連死も含めた死者、行方不明者は1万1686人に上ります。
11日は、地震が発生した午後2時46分を中心に、各地で犠牲者を追悼し、記憶や教訓を伝える行事が行われます。
ただ、去年まで追悼式を行っていた県内沿岸の11の市と町が「震災から10年が過ぎた」などとして式を行わず、献花台を設ける形式に変えました。
このうち、気仙沼市では、追悼式に代えて、震災をテーマにしたパネルディスカッションも開くことにしています。
震災後に生まれ育った子どもたちが増えるなか、教訓をどのように伝え続けていくのか、課題になっています。
一方、この11年間で、県内では、ハード面の復興事業はほぼ完了しましたが、NHKが県内の376人にWEB上で行ったアンケートでは、「住民同士のつながり」や「暮らし向き」について復興した「実感がある」または「やや実感がある」と答えた人の割合は、いずれも25%前後にとどまっています。
災害公営住宅では去年、誰にもみとられずに亡くなるいわゆる「孤立死」をした人が県のまとめで35人にのぼるなど、孤立の防止も依然、課題となっていて、息の長い生活支援が求められています。(NHK)