
安保理の緊急会合=THX/TTXVN
国連安全保障理事会は9日、緊急会合を開き、朝鮮民主主義人民共和国が同日行った核実験への対応を協議しました。会合後、核実験を強く非難する報道機関向け声明を発表し、「適切な措置」を取るための作業を直ちに開始すると表明しました。朝鮮に対する制裁強化に向け、協議を始める方針を明らかにしました。
会合は日米韓の要請で開催されました。中国を含む理事国全15カ国の合意で声明がまとめられました。
声明は「適切な措置」について、経済制裁など非軍事的な強制措置を可能にする国連憲章41条の下で行われると明記しました。日本の別所浩郎国連大使は記者団に、日本として「新たな安保理決議に基づく新たな措置を求める」と述べ、新しい制裁決議の採択を目指す方針を強調しました。日米や中国を軸に協議が行われる見通しです。
安保理はこれまで、朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射を受け、金融取引や貿易の規制、関係者・団体の資産凍結や海外渡航制限といった制裁措置を科し、徐々に強化してきました。パワー米国連大使は会合前、記者団に対し、現行の制裁措置の厳格な履行を目指しつつ、新たな制裁を目指す考えを表明しました。
拒否権を持つ常任理事国の中国は、朝鮮民主主義人民共和国の核実験を非難しながらも、制裁強化には慎重な立場を取ってきました。中国の劉結一大使は会合後、記者団に「事態を悪化させる恐れのある挑発やあらゆる行動は、双方が自制すべきだ」と指摘しました。北朝鮮に対する一方的措置へのけん制を示唆したものとみられます。
パワー大使は「安保理の分裂は、北朝鮮を新たな挑発へとつけ上がらせるだけだ」と述べ、理事国が一致して強い姿勢を示す必要性を強調しました。
