シリアのト ルコとの国境に近いクルド人の町コバニへの空爆の様子=ロイター


(NHK) 過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦で、アメリカ軍は、去年9月からことし2月までの半年間に、イラクやシリアでアメリカ軍による空爆の巻き添えで、市民合わせて20人が死亡したと発表しました。

過激派組織ISに対する軍事作戦を担うアメリカ中央軍は22日、市民などからの訴えのあったアメリカ軍による空爆の巻き添えについて、新たな調査結果を公表しました。

それによりますと、アメリカ軍が去年9月からことし2月の半年間にイラクとシリアで実施した9回の空爆で市民合わせて20人が死亡し、11人がけがをしていたことが分かったということです。
アメリカ軍は、このうちいくつかのケースでは、標的に対してミサイルなどを発射したあとに市民が近づいてきたなどと説明する一方、去年10月にイラクで市民8人が巻き添えになった空爆については原因を明らかにしていません。

この結果、アメリカ軍は、対ISの軍事作戦による市民の巻き添えは41人になるとしていますが、犠牲者の数は数百人に上ると指摘する市民団体もあり、アメリカ軍は引き続き調査を進めるとしています。