
写真:AFP/TTXVN
欧州委員会は16日のブリュッセルでの会合で、EU当局者の分析に基づいた文書を配布しました。これは制裁措置の各国への影響とロシア側の反応を調べたものです。委員会がまとめた草案にはさまざまな措置やその影響の度合いが盛り込まれています。一部はキャビアの禁輸など単に象徴的なものであり、他のものは ダイヤ原石、肥料などロシアの主要輸出品を対象にしています。
ロシアはボツワナと並んで世界最大のダイヤ原石生産国です。ロシア最大の生産会社アルロサは、同社がカラット数で見て世界のダイヤ生産の27%を占めているとしています。
ダイヤ原石輸出への制裁は、世界最大のダイヤ取引センターであるアンベルス(アントワープ)のあるベルギーに大きな影響を与える可能性があります。この制裁によってUAE=アラブ首長国連邦のドバイとインド・ムンバイのダイヤ取引センターが有利になる と考えられます。両国は対ロ制裁を科していません。
ロシアはまた、中国に次ぐ世界第2位の肥料生産国で、欧州への重要な肥料供給国です。
このほかに欧州委が加盟国に提示した選択肢は、武器あるいはロシアのエネルギー産業にとって必要な高精度の機器の禁輸だということです。当局者によれば、 石油・天然ガスの輸入制限はEUが取り得る最も重大な措置です。リトアニアなど一部の東欧諸国はガス供給の全てをロシアに依存しています。
