ドイツのメルケル首相は30日、ロシアとの良好な関係の構築に向け努力を続けるとし、ウクライナ問題をめぐる軍事介入は行わないと言明しました。

米独首脳(写真:DPA)
メ ルケル首相は来月行われる欧州議会選挙を前にフランクフルトで講演しました。そのなかで、20世紀に経験した2回の世界大戦から学んだ教訓を忘れてはなら ないとし、「ロシアと良好な関係を構築するため、今後も取り組んでいく」と表明しました。「欧州における対立を軍事力によって解決するようなことはしな い。軍事力による解決はない」と述べました。
ただウクライナではこの日、トゥルチノフ大統領代行がロシアによる侵攻に備えウクライナ軍が完全警戒態勢に入ったことを明らかにするなど、緊迫した事態は続いています。
こうしたなか、メルケル首相は5月1日、 アメリカ訪問に臨み、2日午後にアメリカのオバマ大統領と会談する予定です。同首相は対話を継続することが重要との姿勢を示し、「われわれは外交的な解決 を望んでいる。われわれは困難に直面しているウクライナを支援すると同時に、ロシアとも理性的な関係を維持したいと願っている」と述べました。
