ラガルド氏はブリュッセルで開かれた会議で「今は勝利宣言をする時ではない」と断言しました。「われわれはインフレに影響を与える様々な力に注意を払い続け、物価安定という使命にしっかりと集中する必要がある」としました。

インフレ圧力緩和は続くとみられるが、全体的な物価上昇は今後数カ月で加速する可能性があり、中期的な見通しには「かなりの不確実性」があると述べました。

高金利と成長鈍化、雇用市場の軟化が、インフレ率の2%回帰に貢献すると述べる一方、賃金の伸びは依然として急速であり、経済は今後数年、強い状態が続くとしました。

政策についてラガルド氏は、現在の金利が「十分に長く」維持されれば物価安定の回復に寄与するという従来のガイダンスを繰り返しました。

また、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の再投資を早期に終了するか否かを近く議論する可能性があると指摘しました。ECBのバランスシートについては、将来的に過去数年間の規模より縮小するとしながらも、金融危機以前の水準まで縮小することはないとの見通しを示しました。(ロイター)