ECBは5会合連続で中銀預金金利をユーロ発足後で最も高い4%に据え置いてきました。ブルームバーグの調査結果によれば、3.75%への0.25ポイント利下げが決定されるとアナリストのほぼ全員が予想しました。ECB当局者もその対応を最近数週間にわたり広く発信してきました。
物価上昇率は2%の目標に向け順調に鈍化しているとは言えませんが、ラガルド総裁は、歴史的急上昇を経験したユーロ圏20カ国のインフレ率が「抑制された状態にある」と5月に宣言しました。自国のインフレがより執拗(しつよう)に尾を引く連邦準備制度やイングランド銀行(英中央銀行)より先にECBは金融緩和の軌道に入りました。
ユーロ圏の5月の消費者物価指数(速報値、31日発表)は前年同月比2.6%上昇と予想を上回り、前月の2.4%から加速しました。食料品やエネルギーなど変動の激しい項目を除くコアインフレ率も2.9%と前月を上回る伸びとなりました。(bloomberg.co.jp)
