5月15日に流行が発表されて以降、コンゴ民主共和国ではエボラ出血熱の感染確認例が676件に上り、このうち136人が死亡しました。このほか、感染が疑われるケースが119件、回復した患者が32人確認されています。

イトゥリ州で発生した流行は、北キブ州と南キブ州の2州、さらに隣国ウガンダにも広がっています。WHOの疫学専門家オリビエ・ル・ポラン氏は、感染者数が増えているだけでなく、地理的にも急速に拡大しており、実際の感染拡大の規模は現在把握されているものよりはるかに大きい可能性があると指摘しました。

さらに懸念されるのは、新たな複数の地域で市中感染が確認されていることです。

WHOは現時点で、今回の流行が最終的にどの程度の規模になるかについて予測を示していません。しかし、多くの専門家は、コンゴ民主共和国での今回の流行が、1万1000人以上が死亡した2014年から2016年にかけての西アフリカでのエボラ危機以降、最も深刻な流行の一つになる可能性があると警告しています。