(写真:TTXVN)

長年におよぶエイズワクチン開発に希望の光が差し込んだ形です。

研究チームのメンバーで、アメリカのベス・イスラエル・ディーコネス医療センターでウイルスとワクチンを研究するダン・バルーフ氏は、アメリカやルワンダ、ウガンダ、南アフリカ、タイの393人を対象に行った試験で、ワクチンを接種した対象者全員に抗体反応を確認したと述べました。

このプロトタイプでは、かぜウイルスを使って抗原を送り込み、接種者の体内に免疫システムを誘導、抗体を作らせます。また、補助剤に特定のたんぱく質を用いて抗体価を上昇させるのだといいます。

ワクチンは、感染拡大を止める最善の方法と一般に考えられています。1980年代初頭以降、エイズを引き起こすHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染者は7610万人に上っており、約3500万人が死亡しています。しかし、感染拡大が35年間継続する中で、臨床有効性試験が実施されたワクチンは4種類しかありません。

国連合同エイズ計画によりますと、昨年だけでも全世界で180万人が新たに感染し、ウイルスの保菌者は3670万人に上ります。

研究チームは、今回のプロトタイプを次の臨床段階に進めるための承認が得られることに期待を寄せています。