(写真:Flash90)
イスラエル当局が発表しました。発砲した男はその場で治安部隊に射殺されました。今後、エルサレムでの緊張の高まりが懸念されています。
事件があったのは、ユダヤ教で「神殿の丘」、イスラム教で「ハラム・シャリーフ」と呼ばれる両宗教の聖地付近です。AP通信などによりますと、イスラエル側は、発砲したのは東エルサレムに住むパレスチナ人の男(42)で、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの構成員だと説明しています。ハマスの広報官は「英雄的な行為」だとして、「我々の抵抗運動は聖地と我々の土地から占領者(イスラエル)を追い出すまで合法であり続ける」と述べました。
銃撃を受けて死亡したのは26歳のユダヤ人男性。イスラエル側は事件を受け、エルサレムでの警備を強化しました。ベネット首相は21日の閣議で「厳重に警戒し、さらなる攻撃を防ぐ必要がある」と述べました。

今年5月にはエルサレムでのイスラエル当局とパレスチナ人による衝突が、ガザ地区でのハマスなどの武装組織とイスラエル軍との軍事衝突に発展した経緯があります。今回の事件を受け、再び緊張が高まる可能性もあります。

イスラエルは1967年以降、旧市街を含む東エルサレムを占領し、併合しています。エルサレム旧市街では今月17日、パレスチナ人の少年(16)がイスラエル治安部隊の2人にナイフでけがを負わせる事件が起きたばかりでした。(asahi.com)