ハマス戦闘員 (写真:AFP)

(NHK)エジプトの裁判所は、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を拠点に活動するイスラム原理主義組織ハマスをテロ組織に指定し、エジプト政府は今後、ガザ地区との境界の警備を強化してハマスを一層孤立化させるものとみられます。

エジプトの裁判所は28日、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を拠点に活動するイスラム原理主義組織ハマスについて、エジプト国内で軍や警察官などを狙った攻撃に関わっているとしてテロ組織に指定する決定を出しました。

エジプトの国営通信によりますと、裁判所は過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓うシナイ半島を拠点に活動する武装組織が軍や警察の施設に対して行った攻撃に、ハマスが関与したなどと指摘したということです。

エジプト政府は、ハマスが政権と対立するイスラム組織ムスリム同胞団と関係が深いことに加えて、ガザ地区と境界を接するシナイ半島でISに忠誠を誓う武装組織が活動を活発化させていることから警戒を強めてきました。

今回の決定を受けて、エジプト政府はハマスが拠点とするガザ地区との境界の警備を強化して、ハマスを一層孤立化させていくものとみられます。