モルシ元大統領(AFP/TTXVN)



3年前の事実上のクーデターで解任されたエジプトのモルシ元大統領に対し、裁判所は国家の機密文書を漏えいした罪で終身刑を言い渡し、公正な司法手続きが行われていないなどとして、国際的な批判が高まることも予想されます。

このうち、国家の機密文書をカタールの諜報機関に漏えいした罪について、エジプトの裁判所は18日、モルシ元大統領に対し終身刑を言い渡しました。
一連の裁判では、元大統領の出身母体でテロ組織に指定されたイスラム組織「ムスリム同胞団」のメンバーなどにも、死刑や終身刑などの厳しい判決が相次いでいます。
今回の裁判でも、ムスリム同胞団につながりがあるなどとして、4人に死刑の判決が出されたほか、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのスタッフ2人にも、本人が出廷しないまま死刑の判決が言い渡されました。
エジプトのシシ政権は、ムスリム同胞団や民主化を求める活動家、それに政府に批判的なメディアなどへの弾圧や言論統制を強めています。今のところ表立った抗議デモなどは起きていませんが、公正な司法手続きが行われていないなどとして、国際的な批判がさらに高まることも予想されます。