エジプト海軍巡視船が武装集団から攻撃を受けて炎上した(写真: DailyMail)

エジプト東部のシナイ半島の沖合を航行していたエジプト海軍の巡視船が、過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓う武装集団から攻撃を受けて炎上し、軍と武装集団との衝突がさらに広がることが懸念されています。

エジプト軍は16日、東部のシナイ半島の沖合の地中海で海軍の巡視船が岸にいる不審な集団を見つけて、その後交戦し、巡視船は攻撃を受けて炎上したと発表しました。軍はこの戦闘による死者はいないとしていますが、詳しい被害については明らかにしていません。これについて、過激派組織ISに忠誠を誓う武装集団がインターネット上に声明を出し、「ロケットで軍の船を完全に破壊した」と犯行を認めるとともに、船の近くを飛ぶ物体と、爆発し煙を上げる船の写真を公開しました。
エ ジプトでは、おととし起きた事実上のクーデター以降、イスラム勢力への締めつけを強めるシシ政権に対して過激派が反発し、特にシナイ半島では、今回声明を出し た武装集団が軍や警察への襲撃を繰り返しています。ただ、沖合で海軍の船が標的になるのは珍しく、軍と武装集団との衝突がさらに広がることが懸念されてい ます。