エジプト政府は5日、地中海と紅海を結ぶ全長193キロ・メートルのスエズ運河を拡張する計画を発表しました。

主要紙「アル・アハラム」によりますと、既存の運河の一部と並行して全長35キロ・メートルの新運河を掘削し、通航する船舶の増大を目指しています。総工費は40億ドル(約4100億円)で、2015年半ばの完成を目指すということです。

2011年の民衆蜂起「アラブの春」に端を発した混乱で、エジプトの主要な外貨収入源である観光収入は激減しました。運河の拡張を通じ、観光と並ぶ主要な外貨収入源であるスエズ運河の通航料収入を増やす狙いとみられます。

スエズ運河は、フランス人実業家レセップスの主導で1869年に完成しました。それ以来、アフリカ南端の喜望峰を経由せずにアジアとヨーロッパを最短で結ぶ航路となり、今日まで続いています。