(写真:EPA/TTXVN)

EUのトゥスク大統領は、26日、ロンドンの首相官邸を訪れ、メイ首相と会談しました。

首相官邸の報道官によりますと会談の中でメイ首相は先週、イタリアで行った演説で示した離脱後の移行期間などについて改めて説明したうえで、自由貿易協定など将来の経済関係についての交渉を早期に始めることを求めたということです。

会談のあと、記者団の取材に応じたトゥスク大統領は、「メイ首相からは建設的な提案もあった」と一定の評価を示しながらも、「これまでのところ離脱交渉は十分に進展していない」と述べ交渉を次の段階に進めるのは現段階では難しいという見方を示しました。
EUは、交渉の「第1段階」だとするイギリスに暮らすEU加盟国出身者の離脱後の扱いの協議などで十分な進展があることが将来の関係の話し合いを始める条件だとしていますが、交渉はこう着状態に陥っています。

EUは、来月の中旬の首脳会議で「第1段階」の進捗(しんちょく)を評価する見通しですが、それを前にトゥスク大統領が厳しい認識を示したことで、協議の遅れは避けられない情勢となっています。