(日経)ユンケル欧州委員長は26日、フランスのストラスブールの欧州議会で演説し、景気対策の目玉としてきた今後3年間で総額 3150億ユーロ(約46兆3000億円)にのぼる官民投資計画の具体案を発表しました。
EU=欧州連合予算と政策金融機関が用意する計210億ユーロを核に民間投資を呼び込み、合わせて「元手」の15倍に増やす方針です。金融技術の「てこの原理」を使い総額を膨らませる手法であり、実効性には疑問の声も残っ ています。
ユンケル欧州委員長は投資計画によって、欧州経済を底上げできると強調するとともに、財政赤字を増やさないと表明しました。同氏は就任前の今年7月に概要を打ち出し、その後は具体案の検討を続けてきました。12月中旬のEU首脳会議で協議する考えです。
26日明らかにした具体策では「欧州戦略投資基金 (EFSI)」を新たに創設します。EU予算で通常の補助金に使っていた80億ユーロを用い、EFSIに160億ユーロの信用保証をするものです。EUの政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)も50億ユーロを拠出し、合計の210億ユーロの資金の元手で、3倍の630億ユーロの公的融資ができるということです。
